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んー。本当は去年の昨日のことだったのだけど 昨日は昨日でむちゃくちゃ疲れがピークだったので(笑) ************************** 彼と私の最初の接触。 それは去年の3/8。 中野で店の先輩主催の映画上映会があって 私はその一週間前の飲み会の時に彼に「一緒にいく?」 と誘われたのでもう一人、コバちゃんと一緒に三人で いくことに。 その後、一杯ひっかけた私たちは酒の勢いもついたので 吉祥寺に当時住んでたトミーの家に押しかけ 四人で飲んでた。 その時、彼が実は大阪出身ということとか(これは未だに信じ られないが)結構いろんな話をしてた。 そしてコバちゃんはトミーの家から直接仕事に行く ということだったのでじゃあ、私は始発も出るし そろそろ帰ろうかなーと言ったら 「じゃ、俺もかえろっと」 と彼が言い出したので二人で一緒に帰ることに。 この時私はまだ彼の事は少し気になる人 くらいにしか思ってなくてその時の飲み会で少しずつ 彼の事を知って、さらに興味が湧いたところで。 彼は今思うと、自分でいうのも何なんだけど多少は私に 興味を持ってくれてたのかもしれない。今、思うとだけど。 その夜は、東京は久々に雪が降っていて。 帰る頃にはすでに止んでいたけどまだ道端には雪が積もっていた。 ものすごい寒かった。まだ暗い景色の中で息が白く映し出されて 頬もピーンと張るくらいの。 二人して、歩きながら「寒いー寒いー」とガチガチ言いながら それでも酒が回ってるので陽気に並んで歩いてた。 その時。ふと彼の右手が目に入った。 寒かったから、というのもあったかもしれない。 でもなんかふとその手に触れたくなって 手を、つないだ。 それからすぐに彼が自分の上着のポケットに私の手ごと つないだまま入れた。 「ポケットの中はあったかいね」 と彼が言った。 「うん」 ポケットの中で手を強く、軽く。握り合いながら 20分近く一緒に歩いた。 「こんどさ、どっかいこうよ」 「うん、どっかいきたいね。車でとか」 道は寒いのになんだかあったかかった。 吉祥寺についてしまって私は切符を買わなくてはならず とうとう手を離した。 暖かかった分、離した手は寒かった。 この時から私の中で彼の存在はどんどん大きくなってたのだと思う。 彼はこの時の事を覚えているかは分からないけど。 覚えてくれてたらちょっと嬉しい。 で、いい思い出になってたらもっと嬉しいなー。 彼の手は、あったかかったな。 |
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