裏設定大魔王!

また変なタイトルですなあ。

脚本家としての僕のことです。
脚本には書かないけど、「この役にはこんな過去がある」とか「このシーンとこのシーンの間には、こういう出来事があった」という裏の設定を考えるのが好きということです。

でも、これは脚本家だけでなく、演出家や役者もやらないといけない作業ですよね。
「書いてないから、わからないっ!」じゃ、演出も役者もつとまりませんから。
「こういうことがあったから、こんなことを言うのかな?」みたいな感じで、自分の役と作品に対する想像を膨らませて欲しいですね。

最近 みんなから脚本に対しての質問を受けるけど、裏設定を話すと大体納得してくれます。
問題は「役者の表現だけでその裏設定が伝わるか?」ということですが、別に伝わらなくてもいいものもありますし、伝わって欲しいものがどんな表現の仕方をしても伝わりにくいと判断したら、そこで初めて シーンを増やしたり、台詞を変えたりしたいと僕は思います。

「役者泣かせだなあ。」と思う人もいるかもしれませんが、逆です。
役者を信じているからです。

自分の考えた設定を全て台詞やト書きに書いたり、役者に強要してしまったら、役者の個性を殺してしまうことにもなりかねません。
説明的な台詞になってしまったり、くどくなってしまう場合もありますしね。
だから、ほんとは裏設定も役者自身に考えて欲しいというのが本心です。
100人役者がいたら、100通りの裏設定があっていいと僕は思います。
まあ、「脚本に書いてある設定に矛盾してはいけない」という最低条件は ありますけどね。


うわあ、久々に熱い日記を書いてしまったぜ!
まあ、たまにはいいでしょ♪
平塚 俊介の日記とこの日記の熱さ、いい勝負だと思わない?
2003年11月25日(火)

箕輪達昭な日々 / みの

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