閉鎖された彼のHPに ある常連さんが独りだけ訪問していた。 一日、二日、三日・・・その人と彼のやりとりは続く。
わたしは 居ても立ってもいられなくなり・・とうとう 彼のBBSに 書き込んでしまった。
「おひさしぶり〜♪ のこのこやってきました。 でも ここも閉鎖するんだねぇ・・・淋しくなります。」
彼は わたしの書き込みをすごく喜んでくれた。
「おっ!生きてたか?!(笑) 心配してたぞ。 けど 嬉しいなぁ。 こうやって また 会話?できるって また 来いよ!!」
そうこうするうちに 彼とわたしだけのBBSになっていく。
わたしは この一ヶ月の近況報告をかねて ある日記のアドレスを 彼に教えた。
そこには 弟の発病入院、子どものいじめ、腫瘍手術、不登校問題 わたし自身の近況など 書いていた。
「むかつくぞ。いじめは・・・俺だったら アンみたいに手ぬるくないよ」 ・・・と真剣に怒ってくれ
「手術、成功するといいね。 とにかく乗り切るしかない・・ね。」 ・・・と暖かく励ましてくれた。
つづく
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