最近、ビデオを立て続けに観た。 邦画はあまり好きではなかったのだが この3本はなかなかよかったなぁ。
‘秘密’(広末涼子主演)
浅田次郎の‘ラブレター’(中井貴一主演)
秋元康の‘ラブレター’(中山美穂主演)
特に中山美穂のラブレターを観て 青春時代のほろ苦い想い出が 甦ってきた。
中学時代、高校時代、大好きで大好きで・・大好きだったポコ。
でもポコの好きだった人は 頭も顔も性格も TOPクラス のハンちゃん。
ハンちゃんはポコのこと 気にも留めてなかったみたいだけど・・・ わたしには ポコの気持ち 手に取るようにわかっていた。
でも わたしの気持ちも まわりには しっかり バレバレで。(苦笑)
高校受験の日。
ポコは筆箱を忘れてくる。 私は エンピツを一本貸してやった。
そのエンピツは 私の宝物となった。 大事にとっていた。
無事に同じ高校に合格して・・・ ずーっと好きだったけど
それぞれに 彼女や彼氏ができて・・・
高校を卒業したある日、同窓会で、告白された。
わたしは 嬉しくって嬉しくって
泣きたくなるくらい
叫びたくなるくらい
駆け出したくなるくらい
・・・・嬉しくって・・・・・
でも こころと裏腹なことを言ってしまい ポコを傷つけてしまった。
そして ほどなく わたしは別の人とお付き合いが始まった。
ポコのことは記憶の底に静かに封印される。
おととい・・・引き出しの中を整理していたら、 古い筆箱が出てきた。 その中に、見つけた。
記憶の封印を解く 魔法の エンピツ。
卒業アルバムを引っ張り出す。
十代の彼は 優しく 微笑んでいた。
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