コトバアソビ

2004年10月14日(木) 思い出の彼女

私にとっては 思い出だった

彼女は とても純粋だった

この世は きっと彼女の世界だったのだろう

自分が一番の幸せ者であり

世界中が自分なのだろう


小箱を開けた私に

彼女は問う

『今 幸せ?』

私は 笑い飛ばす

それしか出来ないから

誰よりも大きな声で笑い飛ばす


彼女は

解らないとでも言うような顔で

私を覗き込む


その意味が解るようになるのは

彼女が小箱を開ける時


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