私にとっては 思い出だった彼女は とても純粋だったこの世は きっと彼女の世界だったのだろう自分が一番の幸せ者であり世界中が自分なのだろう小箱を開けた私に彼女は問う『今 幸せ?』私は 笑い飛ばすそれしか出来ないから誰よりも大きな声で笑い飛ばす彼女は解らないとでも言うような顔で私を覗き込むその意味が解るようになるのは彼女が小箱を開ける時