―No,―

2005年08月15日(月) ジキルとハイド

薄汚れた手で生み出せても
薄汚れたものばかりなのか

愉しみを覚えたての頃
ずっとずっと没頭して見落としてた

追いかけても残るは痕跡
終わりを告げる音は鳴らず
ひたすら仕留める為に追いかけるのみ

小さな反抗は抵抗にもならず
事が終演を迎えるのを待つばかり

億劫で退屈な時間(とき)
見えない愛おしい君に甘える
君はずっと大人でずっと子供だから

思えば思うほど生まれる矛盾と
そこはかとなく止まらない非現実

きっといつかは蝕む勢いで君が居る
君が僕となり僕と君は入れ替わる
もしくは君に蝕まれて僕は消えているだろう

意図した僕や君ではなく
いつか「僕」と「君」になれればいいのに


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まじゅ

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