メールの返信ができない理由(というか言い訳) - 2004年01月11日(日) 『最北医学生の日常』の「(1/10)不在が意味するものを想像する。」 を読んで、心がズキズキ痛みましたよ僕は。 ほんとうに、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。 えーっと、最近のメール返信率は、たぶん「虎の穴」にさらわれた少年が、生き残ってリングに立てる確率と同じくらいだと思います。 では、なぜメールの返信が書けないのでしょうか? せっかく連休の中日という誰も読んでなさそうな時間帯で、しかも僕は仕事場で完全に煮詰まっておりますので、いい機会だから書きたいと思います。 (1)時間が無い 物理的に忙しい、っていうのはあると思うんですよやっぱり。 (2)内容的に書きにくい<1> 俗に言う「誹謗中傷メール」ってやつです。「お前は間違っている!」というのは素晴らしいのですが、せめてどこがどう間違っているのか書いてくれないと、全部のログを洗いなおすなんて不可能です。僕のサイトは「呂氏春秋」じゃありませんし。 (3)内容的に書きにくい<2> 病気の相談や恋愛相談は、ちょっと厳しいです。 病気相談なんかは、本人を診ないと診断つけられませんし、何かの際に「この先生がこんなことメールに書いていたから…」なんていうことでオールレンジ攻撃とかされたら、非常に困ります。 「医者に行きたくない」のは、気持ちとしてはわかるんですが、医者に行きたくて行く人なんていませんって。 恋愛相談については…あの…僕のサイトをみて、恋愛経験豊富な人間だと思いますか?それに、恋愛というのは基本的に職業より(相手が「ゴルゴ13」みたいな特殊な人なら別として)お互いの個性がものを言うものです。 冷たいのは百も承知の上でいいますが、僕に聞くくらいなら、直接本人にきいてくださいな。 (4)ごめんなさい(土下座) でも、大部分のメールは、もらって非常に嬉しいですし、やっぱりリアクションがあるというのは、やりがいのひとつではあるのです。 「では、なぜお前はメールに返信しないんだ?」 ひとつは、(1)のように、純粋に「忙しくてできない」ということ。 そして、素晴らしいメールをいただいて、「これはちゃんと返信しなくては!」と固く決意をしながらできないことだってあるのです。本当だよ。 「ちゃんとしたメール」に「ちゃんとした返事」をするというのは、実は僕にとっては結構悩ましいことなのです。 自分のサイトに書いたことなら「嫌なら来なきゃいいじゃん!」と開き直れるのですが、メールというのは、僕から特定の「誰か」に対して送るものです。 だから、そこには当然「特定の相手」がいるわけで。 そして、「誰か」に対してメールを書くときには、失礼がないように、それぞれ考えなければならないこともあります。 だって、自分あてに失礼なメールが来たら、「差出人の自分に対する悪意」を感じるのが当然ですよね? まあ「特定の対象を意識していない文章」なのに、「私のこと?」なんて誤解されがちなのが、WEBの世界ではあるのですが。 相手の年齢は?ものの考え方は?送られてきたメールに対する答えになっている? そんなことを考えながらメールを書く作業というのは、調子のいいときはけっこう楽しい作業なのですが、時間に追われてときは、ついつい後回しになってしまいます。「もっと余裕のあるときに、ちゃんと書こう」って。 「嬉しいメール」に対して「ちゃんとした返事」を書くのは、ヘタしたら1時間くらいかかりますし、「それなら先に日記を書いておこう」とかやっている間に、もう寝る時間になってしまうのです。 「あんなにサイトに書いてるくらいヒマなら、返信しろよ!」 ごもっともです。僕もそう思います。 しかしながら、僕が自分で納得できるような、「誰かに対するメール」を書くには、サイト更新の何倍も時間がかかってしまうのです。 そんなにメールそのものがたくさん来るわけではないのですが… でも、やっぱり、まずはたくさんの人が見てくれるほうから、なんて理由を自分勝手につけて、「更新優先」になってしまうのです。本当にすみません。 掲示板のレスなどを見ていただければわかると思いますが、僕は書くとなるとけっこうキチンとやらないとすまない性分で、「ありがとうございまーす、またきてねー(絵文字)」みたいなのは嫌なのです。 その一方で、オール・オア・ナッシング、つまり「適当に返信するくらいなら、しないほうがいいよね」などとも考えてしまいがちで。 (本当は、「絶対レスするぞ!」⇒でも忙しいから今度⇒さすがにもう、今から返信しても失礼だよね…、の繰り返しが多い) そしてまた、たまにちゃんとした返信をして、心のこもった返事などをいただくと、それはそれで「また返信しなくちゃな…」などと、プレッシャーになったりもするのです。そのキャッチボールを続けていくと、メルトモがすぐ10人くらいになってしまいますし。だんだん、「キャッチボールをしていくこと」が怖くなってくる。あまりに即レスが続いたりすると、かえって「気を遣わせてるのかな?」とか思うこともあるのです。 というわけで、僕の場合はとくに戦略や選り好みがあるわけじゃなくて、「レスの欠如」の原因の99%は時間不足と怠惰です。いつも「返信しなくてごめんなさい」と西を向き、東を向いては拝んでおります。 でも、メールをいただけるのは、(「困るメール」でなければ)すごく嬉しいので、返信希望の方は、その旨書いていただければ、いつか必ず返信したいと思います(←今年の目標) メールしてくれる人のほうだって、僕と同じような「メールに対する敷居の高さ」を感じているのに、あえて僕のところに送ってきてくださっているのだし(そんなにヘビーなものではないのかなあ、どうなんだろう?) ああでも本当に、僕は「恋愛論は得意だけど、恋愛は苦手」ってタイプですので、あまり期待はしないでください。けっこう口だけ、猫灰だらけ。 もっと肩の力を抜いてやれればいいなあ、なんて自分では思っているのですけど。 ...
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