不妊治療を続けていた方。
うまくいって、ご懐妊とか。 念願だったので、とても良かったと思う。 途中、何度も落ち込んだり迷ったりしていたようだし。うん。
どん底の時に言葉をかけてみたけど、ぜんぜん受け入れられなくて。そりゃそうだよね、私は経験してないもの。それでもなんとか持ち直してくれればなあと心底思っていたけど、余計なことだったようだ。
体を心配してのことだったけど、なんとなく刺のある言葉が返ってきて、どうしたら良かったんだろうか。何も言われたくなければ、何も言わなければいいのに。だまって聞くだけで良かったのかもしれないけど。
なんか、こちらが親身になるほど、後々真剣に考えていたことがバカみたいだったなって思うことが多くなってきた気がする。
人の悩み、愚痴や悪口を聞くのって話してるほうは解放されるだろうけど、聞いてるほうは時間も精神もすり減らす。自分が知らない人やことなら尚更。
知らない人のことを一緒になってあーだこーだ悪く言ってたら、それっていじめと同じではないかと、嫌な気持ちになってきた。
それに、聞いてるとさほど不幸であるようにも思えない。本人は不満を爆発させているけど、それでも生活保護が必要なほどが困窮してたりとか、体が壊れたとかではない。寝て食べて着ることが出来ている。
私は若いころ、父親に雨の中、言うことを聞かないからといって外に放りだされたり、げんこつをくらったり、なんだったらぶったりけられたりをされたこともある。言葉の暴力、今でいうモラハラもくらってた。
母親には受け止めてもらえず、高熱が出ても家にひとり残されたりスルーされたり、妹との差を毎日見せつけられて甘えることすらできなかった幼少期は辛かった。
成人してからも仕事や人間関係でうまくいかず、気持ちのやり場もなくなり、助けもなく、リストカットを繰り返す。毎日死ぬことを考え、それでもなんとか生きていた。
それに比べて?
何が?
正直、思っちゃう。
「魂のレベル」が違うんだよ。
そう言った人がいた。 なるほどと思った。
「1」のことを「9」や「10」にして不平不満を言えるって、結局は幸せ者じゃないかな。
|