Le murmure d'Ihara
井原レイ



 見切り発車で勇み足

 レッズサポで御馴染みのさだまさし氏が、毎日新聞のコラムで米英連合軍によるイラク攻撃に反対の意を唱えてました。
筆者は「万策尽きて、空爆やむなし」の段階(サダム・フセインが独裁をやめず、なおかつクルド人やスンナ派住民に対して、残虐な行為…マスタードガスなどの神経ガスを使った殺戮など…をしつづける)になっているのならば、正式な手続きを踏んだ上で「懲罰」のための軍を送り、彼を征伐するのであれば、歴史がそれを「正しい」というのでは?と思います。

でも…。「立派なお父様」を超えられないでいるもどかしさと、フセインに対する個人的な怨恨から見切り発車的に(9.11とイラクの関連性がイマイチ不明…という点もあるのだが…。)軍隊を派遣した第43代アメリカ大統領ジョージ・ブッシュ・ジュニアと、それに賛同したイギリス首相トニー・ブレアは、「勇み足」でしたね。まず、国内ですら今回の戦争に正義も大義もないと感じ、大規模な反対運動が起こっているし、「アメリカの51番目の州」こと我が日本(国会議員たちは「腰巾着」だけどね)でもおなじような動きがある。

民衆的には、いい加減にして欲しい…というのが本音なのかもね。

2003年03月27日(木)
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