Le murmure d'Ihara
井原レイ



 井原「身内が亡くなると」
村・井「脱力感がありすぎるね…。」


無事、祖母の四十九日および大学の卒論発表を終わらせました。
祖母を亡くして以来ずっと気を張っていたのもあるのでしょう
けど、祖父の落胆ぶりの凄さから、祖父母の仲の良さを感じます。
「夫婦仲、良かったんだよ」とは、祖父が祖母の話をするときに
よく口にする言葉です。
私は今まで、祖父ほどの愛妻家の男性を見たことはないし、
これからの人生で見ることも少ないと思います。
だって、その息子である親父は離婚したし…。

友人の村●君にTel.したんですけど、彼の御母堂様を亡くして以来、
御尊父様はひどく落胆して、食欲すらなくなってしまった所為か、
げっそりと痩せてしまっているようです。

やっぱり、四十九日過ぎて亡くなった人がお墓に納められてしまって
しまうと、それまで「何が何でも頑張ってやる!」って気を張ってても
糸が切れた凧のように張り詰めていた緊張感が切れて、気力が失われて
しまうのでしょうか…?私も、ようやく「おばあちゃんが亡くなった」
という現実を事実として認めるようになりました。こんなことじゃ、
祖母は「(本名)ちゃん、もっとしっかりしなさい!」って叱りそうですけどね。

2003年01月24日(金)
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