| 蛍桜 |
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| あらおひさしぶり |
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自分でも完璧忘れていたけれど 「いつか必ず迎えに行くから」 とドラマのような台詞で言われたことがあって その時は、その人の真剣さを目の当たりにして 本気でやりかねない…と半分信じていたはずが 時間が経っていくうちに、そんなドラマのような展開あるはずないと どんどん忘れて行って、気がつけば「そんなこともあったなあ」って 振り返る物事になっていた そして、そう思い出すこともなくなっていたのに 昨日の夢で彼が迎えにきて、はっと思い出してしまった 神奈川までわざわざ探してくれたことにびっくりしながらも 私の中で、彼はもう自分勝手なうそつき野郎に決定してたので どんな反応したらいいかも分からなかった なんせ私は彼の前じゃおとなしい人見知りで 恥ずかしくてあんまり話もちゃんと出来なかった …というような初々しい子だったので 今の私だったら、あいつにどんな暴言を吐いてやるのだろう とちょっと考えてしまった 言いたいことは山ほどあったし 聞きたいことも山ほどあったけど 今はそこまで、興味がないというか薄れた存在であって もう今更、って感じがする 今の私をもし彼が知ったら、そのあまりの変わりように どう反応するかな、っていうのは少し興味がある 相変わらず人見知りだけど、社会に出て不自由しない程度には 初対面の人と談笑できるようになったよ 変な間ができるけどさ 作り笑いは自然と身に付いたよ 今思えば、知らないことのほうが多かったけど あれは全部ウソで、演技だったんじゃないかって疑ってしまうけど 今更、夢にまで出てくるのはすごいな まだ私の中に居たんだ |
| 2009年02月23日(月) |
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