蛍桜

≪BACK TITLE LIST NEXT≫

ショートショート
笑ってと あなたは言う
赤い靴で踊ってと囁く
それでも紫陽花は 死んでしまった



あなたの歌が
聞こえないように
耳をふさいだ
あなたの指が
しみついたままで
上手に歩けるはずもないのに
私は何処へ?



この目さえ 光を知らなければ
見なくていいものがあったよ
からだが あなたを知らなければ
引きずる 思い出もなかった



きっと以前にも、乗せたと思う歌詞
けれど今は
以前よりも違う捕らえ方で聞こえる
久しぶりに聞いたこの曲
久しぶりに大声で歌って叫んだ
かき消されていく声に
微かな光が見えた

文化祭で展示する作品で
「光」という作品を提出した
7月に、10分程度でほとんど終わらせてた作品
やる気なしで作ってた作品
マーメイドの紙にクレパスで色を乗せ手で広げ



ぼんやりと浮かぶ色たち











知らないところでかわっていく何かの
破片しか見ることが出来なくて
ただその破片で自分を傷つけることしか
出来なくなってきた



無力な自分に涙が出た



本音を話そうと思っていたけれど
また笑おうと決めた
また隠そうと決めた

でもなんだろう
あまりに余裕がなかった
誰のことも考えれなかった

本音と嘘と自分勝手がうまく分けれなくて
区別がつかなくて
どうしようもできないと嘆いて
その嘆く自分が悔しかった



私の力不足なのわかってた
まとめる力ないから、こうなるんだって
分かってた
それでもうまくいかない苛立ちしか
湧き上がらなかった



誰かに呼ばれたんじゃないかと後ろを振り返った
けれどそこには誰もいなくて
影しかなくて
再び歩みだす

もう二度と振り返ってたまるものかと
意地を張りはじめたのはそのときから



最近、学校での孤独に慣れてきたんだ
私が現実世界から逃げてるせいかもしれないけど
いつも
何もみてないだけなのかもしれないけど
現実での孤独に慣れてきた
所詮こういうもんだろうって思えた



見えすぎて痛いことがある
何も見えなくて痛いこともある

どちらこ怖い



所詮私は薄れている存在で
なんて言えばいいんだろう

人を傷つけることしか出来ないね


それ以前に
私はどうでもいい存在



逃げることだって大事だと思うけれど
今の私には逃げる勇気さえない

ただ突っ立って
自分の足元 崩しているだけ?



届かない空に手を伸ばすことほど
今の自分にとって
ふさわしい行為はないのだと感じた



ありがとうもさようならも
ごめんなさいもまたねも
うまくいえない



最近言葉をつづろうとすると
言葉が逃げてく
言葉をつづろうとする前に
私の心はパンクしていた

2003年10月02日(木)

≪BACK TITLE LIST NEXT≫

 

My追加メール

My追加

enpitu skin:[e;skn]

 

Copyright (C) 蛍桜, All rights reserved.