蛍桜

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中途半端なままで

エンピツからメールが来るのは
嬉しいですね
日記を読んでくれている人がいるってことと
ただ読むだけじゃなくって
その中に「私」をみてくれている人がいるってことが
分かるから
嬉しいですね





誰か私に命令をしてください
私は自分で動くのが怖いのです
自分で決めたことが
どんなことを引き起こすのか
怖くて怖くていやなのです

なんて今はそんなことはないけれど

私はどちらかを選ばなければいけないのです
昨日の友達の話じゃないけど
どちらかを選ばなければいかなかったのです
私はそれを決定するのがいやでした
どちらもほしくありませんでした
いやどちらもほしかったのかもしれません
私は自分の気持ちが分かりませんでした
恋も分からない私に
そんなことを決めさすのは間違っていると思いました
それでも私が決めるべきことでした
だけど逃げたかった
それでも逃がしてくれなかった
楽しかったわけじゃない
虜になったわけじゃない
ただ
自分がちやほやされていることに
喜びが舞い上がってしまって
私はそれを抑える事ができなかった


これは去年のクリスマスイブの話だけど

私は決定をしなければいけなかった
だけどする気はなかった
答えが出ていなかったから
それでも間違った答えを出してしまった
きっと間違ってたのだと思う


これは去年のクリスマスのことだけど

よく分からないまま
知らないまま
私は答えを出してしまっていたようで
どちらかを選んでしまっていたようで
あぁ
私は本当に愛されてるのかしら
なんて贅沢な悩みを抱えていた

今思えば遊びなのだろうけど
その時は少しだけ自分が好きになれたから
そのままでいいなんて思ってしまってた


これは去年のクリスマスが少し過ぎてから

私はそろそろ決定しなければ、と思っていた
思っていたからメールを出した
きっと傷つけた
っていうメール
傷つけるのを分かっていながら
いっぱいのメールを送った
相手は素直に優しく返事をくれた

おかげで罪悪感はなかった
それがいけなかったのだろうか

調子に乗ってしまう私がいる
まだそのことを引きずっているという事もない
あぁ
だめだ
私は甘やかされてしまったんだろう
そしてすぐに手放した彼は
私のことをそこまで想っていなかったのだろう

私は荒れた
あれまくった
でもそれは自分のために荒れただけであって
誰のために荒れたわけでもない

それからしばらく
自分で決定するのが怖くなった
罪悪感はそんなカタチで私を襲った

受験が終わって
高校生になって
その彼と話す時ができてしまった
私はすぐに話を終わらした

最後にさようなら
といいたかった

でも今もいえずにいる


私は今どっちを選んでいるのだろう

あのときの答えは
どっちもいらないってことだった


今どっちを望んでいるのだろう

そんなこっちゃわからん








あのときどっちも選ばなかった私は
(いや、選んだけれどそれをあやふやのままにしているから
選ばなかったのも同じ事だよ、と誰かが言った)
自分を犠牲したということだと錯覚してもいい?


そしたらちょっと楽になれるよ...
2002年07月20日(土)

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