| 蛍桜 |
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| 別れの言葉 |
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ピーーーー、と 音を立てて心臓が止まる さようなら、と 誰かが別れを告げた その顔は笑みだったわけでもなく 涙がこぼれていたわけでもなく・・・ ただ、口をさよならのカタチに動かして ほんのすこし息を零してみてた いつか、また 破られる約束を交わしながら 手を振った これがさよならの合図だ そのうち手が疲れたから手を下ろした さようなら、と言った相手が 本当に、さよなら、になったようだった なぁ、私をスキになって 自分をスキになれん私のことを スキになって いつになったら私はこのえらさから逃げれるん? えらいえらい、と嘆ーとっても 誰も私なんかみとらんし 誰も私なんかしらん やけん、みんなは、今日もおなかすいたって ご飯食べて おなかおきたって 深い眠りにつくだけなんや 所詮、私の存在なんてそんなもんなんや バイバイ、って目の前の人がよーるけど、 バイバイ、って返事できんかった しようともおもわんかってん バイバイ、なんかしたくないけん バイバイ、ってなんか寂しいけん しようともおもわんかってん そーやん そんな言葉私にゃいらんけん いらんけん・・・ 私のこと嫌いになってみまい 私のこと忘れてしまい そしたら私 消えれるけん 消えたいけん もうややけん 誰かが私に死んでみまい って言ったら すぐに死んでもえーよ、って 答えそうなんよ、今の私は こんな弱い自分はややけど、 こんな弱い自分しかおらんから、 こんな弱い自分をみとめないかんのやね (これ全部が私の住んでるところの方言じゃないからね) |
| 2002年05月16日(木) |
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