| 蛍桜 |
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| バイバイ |
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昨日、高校で知り合った子にメールを送った。 携帯メール。 いつもやってるメール。 その最後に、昨日はちょっと 相手に何かを伝えたそうな言葉を加えた。 「孤独を感じないように」 だけど、そのことにはなにも触れなかった。 触れたくなかったのだろう。 深いところまで、つっこみたくなかったのだろう。 やさしさなのか、 やっかいなのがきらいなのか、 私には分からないけど。 ついさっき、その子からメールが来た。 幸せを掴んだ報告。 私にはそんなのほしくなかった。 だけど、きかなきゃいけなかった。 そして、いわなきゃいけなかった。 「よかったね」と。 まだ言ってないけど。 これから言う事になるだろう。 その前に、ほんの少し、カマをかけてみた。 「ほんとうにそれでいいの?」 私は、その子が掴んだという幸せの報告を 素直に受け止める事はできない。 私も同じような幸せを掴んでは、 何度も裏切りや、辛い目にあってきたから。 そんな人、もうみたくない。 いや、こういったらキレイ事なのかもしれない。 その子が幸せを掴むのが許せなかった。 すごく、許せなかった。 一人だけ抜け駆けされているような気になった。 いやになった。 泣きたくなった。 所詮私は、その幸せを掴むまでの過程に 存在することはできなくって、 その子はその幸せばかりに気をとられて、 これからずっと、その幸せについて語るだろう。 私にとってはそれが耐えれなかった。 学校で泣け。 といわれているようなものだった。 これが本音。 たぶん、そう、本音なの。 私を忘れられそうなの。 |
| 2002年05月11日(土) |
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