裏庭

もしもはなんてみじめ(032)
2004年04月06日(火)

もしもという言葉に、異様に反応し過ぎた。

職場での雑談で、
もしも、という言葉を多用する人がいて、
そのもしもに対する答えを求められた時、
あたしはどうしようもなく悲しくなってしまって、
その場から逃げだしてしまった。

もしも、10年前に会ってたら。
もしも、あの子が生きていたら。
もしも、ここにいなければ。

頭に巡る、もしもな話。
もしもなんて考えるだけで、
虚しくなる。みじめになる。
下手な同人誌より最低。

もしもなんて、存在しないことを話したって、
どうしようもないんだ。

そのもしもの話に、
赤面して目をそらしているあたしを
面白がっていたみたいだ。
ただ、あたしは慣れない言葉をかけられたから、
混乱していただけなんだ。
あまり、からかわないで。

もしもなんて、今から目を背けた言葉は
暫く聞きたくないんだ。



Today's life-report writing BGM track032
『夜明けまえ』スガシカオ

1999年、世紀末の歌っぽい。
この歌、「たけしのTVタックル」の
エンディングでかかっていて、
このとき初めてスガシカオさんの存在を知る。
不穏、というか、苛立ち、というか。
現実、先を見据えたイメージ。
久々にCDの整理していたら出て来た。
今、あらためて聞くと、響く歌詞だね。



風の音が やみそうにない夜は
よけいなことを考えてしまう
世界中で ただぼく1人だけが
ゆるしてもらえないような気分さ

今テレビの画面で誰かが
愛のため その銃をとった
風がひどくまたマドをたたいて
セリフがうまく聞き取れないんだ

ねぇ愛という言葉ですましてきた
ずっと昔から あやふやな感じ

今 風がふきぬける この街で
ぼくは目をこらした
空のずっと先に 夜明けを
みつけようとして
しばらく ヤミを みつめた



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