花火職人って、花火の火薬のことを「星」と呼ぶんだねぇ。 知らなかった。ロマンあふるる現場だ。 数秒のために消費される数年。 世の中、そういう「物」っていっぱいあるなぁ。 花火もそうだし、ウイスキーやワインもそういう感じ。 さりげない文房具にしたって、その文房具のメーカーが 創業以来磨き上げた技術で大量生産されたのちに 我が手元に来ているわけであって。 私が「大量生産」という言葉に対して冷たいイメージを持たないのは、 それを可能にする技を持っているのはほかならぬ人間だからだ。 「コレ、いいなあ!多くの人に届けたい!」と願う気持ちは、 非常にシンプルで、たいがいは暖かいからだ。 そして私はいま。 「何を」いいなあ!と思い、 「どうやって」届けようとしているのか。 「スキルは高いけど尊敬できない人」って、たいがいそこが不明瞭だ。 世の中は混沌としているから、それは無理も無い話ではあるし、 スキルが高いのであれば人の役に立つことはできる。 ただ私は「スキル」なんてものを手にするほど器用ではないから、 余計な事は考えずに、ものをつくる基本の筋を、 地味に地道に、貫かなくてはなあ。 |