Back  Index  Next

シュールな薬味
2003年01月29日(水)

流れる景色を必ず毎晩見ている
うちに帰ったらひたすら眠るだけだから

……なんて歌詞に、当時は共感(?)していたけれど、
その頃は流れる景色を見る余裕があったってことだ。
最近は電車でも熟睡、家でも熟睡!……することが増えていた。
特に昨日の眠りっぷりはおかしかった。
最低限のことだけして、パソコンも付けずに眠ってしまう、
そんなことが意外と増えている。

でも今日はハイテンション!なぜかって、大事件。
駅構内を歩いていたら、何かがもじゃっと落ちている。
それは……かつら、だった。
「!!」
女性用と思われる、かつらというか付け毛というか、
とにかくそんなようなものだった。
それを見た私はもう、自分のテンションが即座に天井を突き抜けて
上空二万マイルまで駆け上がるのを感じていた。
――面白い!――
人の多い駅の中、雑踏に紛れて落ちている人工の毛束。
そしてそんなシュールな状態を見て見ぬ振りをして歩く人々の群れ
……なんかそれを見たら元気が出た。
あのかつら、いったい何十、いや何百の“日常”にスパイスを
振りまいたのだろう?
こりゃ今夜は眠ってる場合じゃないよ。ALL NIGHTで騒ごうぜ!
ぐらいのノリで、どうも間違ったはしゃぎ方をしてしまいそうな。
あーシュールったー。

けど意外と作業が進まない。
うーん。やっぱり眠いのか。
外に出かけないと集中できないのだろうか。
緊張感がないのだろうか、いやありすぎるのだろうか。
外に出るとかえってホッとしているような気もする。
家にいると、かえって精神的に疲れてしまうのだろうか。
なにかしなきゃ、なにかしなきゃ、みたいな焦燥感ばかり募る。
移動中である電車の中で妙に安らぎを覚えてしまう体質、
やはり少し悲しいのかも知れぬ。

全部問いかけ。
なんでだろう♪と同じである。
彼らは日常の疑問を投げかけて、客も「そうだね、なんでだろうね」と
微笑みながら共感するという形で笑いを取っているが、
その一歩先までプロデュースしているギター芸といえば
堺すすむ師匠の「なんでかフラメンコ」。
疑問のうまい答えを用意すると、謎かけになるのだ。