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めっきり湿気
2002年07月01日(月)

夕べは寝付きが悪く、今朝はやたら寝坊。
はっ!と飛び起きたものの、さて何をしよう、と迷う。
心に迷いが生まれる前に絵を描き始める。
それから、考え事。珍しく、腹が減るのを忘れた。

明日は出掛けよう、と心に決める。どこへだ?しかし。
目的はなんだ。考え事をするためだ。
どこに出掛けたら、頭に良い血液が巡るだろう?
一昨日見かけた貼り紙によると、地元の図書館は明日も休館らしい。
どこか、定期の範囲内で適度な場所はないか。
家からそんなに遠くなくて、騒音がなくて、雨風がしのげて。
書物があって、椅子とテーブルがあって、なるべく冷暖房完備で。
大きな本屋の近くのコーヒー屋、なんかでもいいかもしれぬ。
……安いといいなぁ。
学校という手もあるが、それは避けたい。
いや、避けたいわけじゃない。
むしろ行こうと思っているのだが、ただ遠い。
「ぶらり」と行く場所としてはちと遠すぎる。
「行くぞ」と思って行くには、意外に遠くないのだが……。
約束された時刻がない限り、学校に行かない感じになっている。

「私はなぜ、こんなに普通の人間になってしまったのだろう」
「……そお?(訳・あんたって普通なの?あんたが?)」
「普通さ。顔洗って歯磨いて、服着て靴履いて。
 電車に乗るときは、普通に駅の改札通ってさ。
 こんなことしてる暮らしじゃ、いかんと思う。」
「……そお?(訳・それらをしないのもいかんと思う)」
「『二十歳過ぎたらただの人』って、本当だなー。」
「……そお?(訳・そお?)」
そんな、母親との会話。
自分のことを人間だと思いこんでいる犬がいるように、
自分を『普通の奴』だと思いこんでいる『普通じゃない奴』もいる…。
私もそうだといいな、と切望。つくづく変な方向で向上心がある。
そう思いこむ年ごろなのさ、と笑って済ませたい意向。
少なくとも、思いこむ、という行動は非常に面白い。