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女将の気分
2002年06月10日(月)

夕べ、ちょうどワールドカップの試合が行われていた頃、
私は一人で火照りと寒気に襲われていた。
火照っていて熱いはずなのに、寒いのだ。
気付くと頭痛が始まっていた。体の節々も痛い。
これはやばい。夏の体調不良が来ている。それもいきなり、団体で。
 『団体様お着きでございます』
 『あらあら、いつもご苦労様です』
 『女将、また来たよ!!』
 『お荷物お持ちしましょう』
あらあら、スリッパの数が足りないわ……。
私体調やばいみたいだよ、と家族に申告しに行こうとすると、
彼らは集まってロシア戦を観ていた。
「これーあと大丈夫かな」
「残り1分だよ、1分!!」

「………」

具合悪いんだ、と言い出せる空気じゃなかった。
だって日本勝ってるんだもん。
水差しちゃだめだよね、うん……。
言い出しづらいまま夜が更けて、体調もやっぱり悪化。
集団の中の孤独ってこういうことだ、と横になりながら思った。
日本で私のことを気にしてる人間がリアルに誰もいなさそうな瞬間だった。
普段から特に注目されているわけでもないのに、国じゅうに無視された気分。

……そんなこんなで今日も体調がいまいちだった。
夢の中で友達数人と会っているのだが、
あまりに頭痛が酷いのでその中の一人に車で送ってもらうことにした。
しかしなぜかその人の地元(O市)の市役所前で下ろしてもらっていて、
そこは私の地元(S市)とは遠く離れた場所だった。
こっから電車で帰るのか、と苦笑い。
妹に携帯で電話をかけるが繋がらない……頭痛いんだよ、早く出ろ!
と、思ったところで目が醒めた。
夢の中と同じ頭痛。
つまり痛みが酷くて起きたということになるんだろうか。

頭痛薬を飲んでから少し良い。
時々、火照りと寒気の二重奏が素敵に襲ってくる。
そんな時は水分を飲みなさい、とくにスポーツドリンク!
高校時代の恩師(保健室の先生)の言葉が甦る。
だから今日もアクエリアスだらけ。
パッケージにはサッカー選手。
スポーツドリンクはスポーツをする人のためだけにあるのではなく、
病人にとっては点滴と似た効果を発揮してくれる薬なのだ。

夏が来るということは致命的。毎年なので大変だ。
それでもそれはべつに大袈裟なことでもなく、
寅さんが失恋するつらさくらいだ。
本人も周りも、そのパターンに慣れてきてる。
しかしあの人、映画の数だけ失恋か。つらいなあ。
でも一番つらいのは桜なような気がする。
お兄ちゃん!どこにいるの、まあ、そんなところに?
お世話になった方にきちんとお礼するのよ。
今だったら携帯電話があるけれど、それがない時代だから
いつ連絡がとれるかわからない。心配は募る一方だ。
………映画としては趣があることだよなあ、それも。

午後からは再起動し、こまごまと動く。
研究の資料を集め、問い合わせをし、
明日からは歩いていって情報を集めようと決意。
そう、決意してしまえば多分今日ほどは崩れまい。

台風が来るかもしれないという。
そいつぁ大変だ。
低気圧にも負けない自分でいなくては。

健康にも気を付けたいプラス痩せたい場合、
どんな食事をすればいいのか悩む。
こういうとき、栄養士っていいなぁと思う。

夜半にかけて少しずつ体調が良くなり、でもまだ油断はできない。
こちらは大浴場になっております。
こちらが男湯、向こうが女湯でございます。
3階のフロアの方、ゲームセンターですので。
食堂は1階ですので、6時にご用意しておきます。
あー団体様、しんどいんだよ。早く帰れよ……。