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2002年05月01日(水) 我が国の2001年の腎移植統計

腎移植登録集計の2001年度の統計報告が、日本移植学会雑誌の2002年第2号に掲載されていました。
概要だけ報告いたします。

総数702件。生体腎551件、献腎135件、脳死体腎16件でした。

わが四国ブロックでは、愛媛県での症例数が圧倒的に多く、46件で、次は高知県の8件となっております。
なお、愛媛県での内訳は、市立宇和島病院35件、愛媛大学8件、県立伊予三島病院2件、となっております。
そういった点からは、愛媛県の移植というのは全国的にも誇れるといってもいいと思います。

当院で、透析をされていた方も、昨年1名、愛媛大学で生体腎移植をされ、先日もお元気な顔を見せて下さいました。
この5月にも、愛媛大学で一人、生体腎移植をお願いすることになっています。

腎不全に対する治療は、血液透析・腹膜透析・腎移植のどれがベストと、はっきり言うことは出来ませんが、(末期腎不全にならないのがもちろんベストです!)、どの治療でも近年、飛躍的に成績は向上しております。

また、再生医療とかも日進月歩の勢いで進んでいます。
でも、病気は予防から、そして、病気になったら、医者とか看護婦任せにしない、これが重要です。
それと、生き甲斐を見つける。この3点でしょう。

そして、みなさん患者さんの一人一人が、病気と真摯につきってゆくこと、それがもっとも大事だと思います。

2002/05/01 9:36:13


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