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2008年09月06日(土) |
第二次世界大戦前夜の日本を思い起こさせますね |
「中国の発展、領土の統一、資源の獲得を阻害する動きに対しては平和的な対話を試みるものの、それが失敗に終われば武力を持って対処するしかない」と強硬な姿勢を見せた。
当時、勢力圏たる満州の単独開発・開拓、資源の獲得を阻害する動きがありました。その動きに逆切れしたのがまさしく「真珠湾」です。
現代から見れば満州「侵略」ですが、 植民地が当たり前にあった20世紀前半の常識では、 「開発されずに放置されている土地は、最初に占領した国のもの」という暗黙のルールがありました。清朝末期の「満州」は、まさしく、放置されているに等しい土地でした。(そもそもが、満州民族が清王朝を打ち立てた時に、ほとんどの満州人が万里の長城の南に移住したわけですが、やがて時代が変わって『清』王朝が倒れるようなことがあった場合に逃げ込んで、昔のように再び遊牧生活に戻れるように、封禁の地(=漢民族居住禁止エリア)としていたからです。)
そんな、「がら空きの土地」満州を、北からは不凍港を求めるロシアが、南からは開拓に適した広い土地と、資源(主に石炭と鉄鉱石)を求める日本が狙い、引き起こされたのが日露戦争。
多大な犠牲を払って獲得した大事な勢力圏「満州」。こともあろうにアメリカが「共同開発しようぜ」と誘ってきた。「テメエ、俺様(日本)が、この何もないが豊かな資源と広い土地を手に入れるのにどれだけの苦労をしたのか知っているのか?汗も血も流していないくせに何様のつもりだ」と蹴ったのが、アメリカが日本を仮想敵国と定めたきっかけだったといわれている。
ちなみに、アメリカは今でも似たようなことをやっている。自分では努力らしい努力をしないで、相手に圧力をかけて、いっちょまえに分け前にあずかろうとする行動。牛肉騒動なんてまさにそうだね。(品質の向上に向けた努力(全頭検査等)をしないくせに、いや、俺が安全だと言ってるから安全なんだ。それを信じないお前の国の国民が悪い。と開き直る態度とかね。)
ともかく、「満州共同開発」を断られて逆切れした当時のアメリカは、日本に経済制裁を課した。ABCD包囲網というやつね。米英中蘭。当時日本は石油をアメリカとオランダ領東インド(現インドネシア)から輸入していたから、まさしく大切な資源を干される形になった。それが真珠湾攻撃、ひいては第二次世界大戦を日本が引き起こすこととなった、ひとつの重要な原因。NHK「石油の世紀」をようつべなんかで見てみると納得できるかも。
このまま中国が日本の敗戦から何も学ばずに歴史が繰り返すならば、 世界中で資源漁りをする中国への反感が増大し、 中国へのボイコット運動が起こり、 中国が逆切れして第3次世界大戦が起こり、 億単位の人々が死に、地球全体が核で汚染され、 現代文明が崩壊 ということになりかねないと、真摯に思う。
中国の発展、領土統一、資源獲得の阻害には戦争も辞さず―中国軍高官 http://www.recordchina.co.jp/group/g23566.html
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