思うこと
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2005年02月25日(金) 大昔の倭の国、今の日本国

 北朝鮮難民数十人を乗せた船が、が日本に亡命受け入れを求めたが受け入れられず、結局彼等は韓国に亡命したというニュースを見て思ったこと。
 法務省的発想としては、「地上の楽園」からの難民と称して偽造工作員を送りつけられることくらいは容易に考えつくだろうということなんだろうけど、そうだとしたら、なんて度量が狭いんだろう。
 かつて大和朝廷時代、唐・新羅連合軍に百済と高句麗が滅亡させられた時には、大和朝廷は王族ごと両国からの亡命者を受け入れた上、土地を与えて村〜郡単位の自治まで認めた程なのに。(今でも両国の王の末裔が日本にいる。なお、半島には少なくとも百済王の末裔はいるが、高句麗王の末裔は半島では現在まで続いているかどうか、俺は知らない。)
 そりゃ、今と違い、当時の倭の国より進んだ技術を持った、半島の民間人の亡命は、後進国である倭の国としては大歓迎だっただろうけど、それでも王の亡命までは歓迎するだろうか?
 現代日本の官僚の発想で言えば、「もし王の亡命なんて受け入れたら、日本が攻められる絶好の口実を与えるだけじゃないか。絶対に受け入れるな」ってことになるんだろうけど、そうはならなかった。王の亡命も歓迎した。今の日本も、このくらいの度量の広さを見せてくれればいいんだけどねえ。


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