蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2008年06月06日(金) ケとハレ

ああ、走り方忘れそう。本の読み方忘れそう。文章の書き方なんて、もっと忘れそう。

最近見つけたおもしろいもの。松尾スズキのブログ。→松尾スズキのズルズル日記「ドブロクの唄」

松尾スズキ。名前は知ってる。いろんなところで名前を見る。でも本当はなんの人なんだろか、と思うくらいで、特によく知ろうとしたこともない。人に聞けば、ウルルンの声をやっているのだとか。そうか、ここしばらくウルルン見てないからわかんないや。ブログ読んでる今も結局なんの人かよくわかっていないけれど、ブログはおもしろい。

まじめなのか不まじめなのか。どっちなんだろうな。まじめにふざけている、根は地味で実直で熱い人なんだと思う。文句言うけどあきらめない、真剣にゆるくがんばっているところが好きだ。自分に元気がないとき、でもがんばらなきゃなあ、しょうがないなあ、という気分のときに読むと少し力をもらえる。気がする。たぶん。

例えば、こんな話。

疲れたなあ。明日の稽古におにぎり作って持って行けるかなあ、って心配するくだりがある。芝居の稽古に自分でおにぎり握って持って行くって、この地に足のついた感は、針が振り切れるほどすばらしくいい。朝ご飯も作って食べるし。ご飯炊いて味噌汁作って、あとは納豆だけど、みたいに普通のご飯。忙しくても、どうにも回らない感じでも、とりあえずご飯食べようって思う。

この場合はご飯の話だけれど、私が好きなのは、ケとハレで言えばケの部分がしっかりしていてぶれないこと、ケはケとして楽しんでいること、毎日繰り返されるケの部分を淡々とこなしていくことで、ケとハレからなる生活全体がどっしりしているように思う。

ちょっと深読みですかね。でもそういうこと。

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松尾 スズキ(まつお すずき、本名:松尾 勝幸、1962年12月15日- )は、日本の俳優、演出家、脚本家、コラムニスト。(ウィキペディアより)

劇団『大人計画』主宰。
映画『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』の脚本は松尾さん。


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