蜜白玉のひとりごと
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ぜんぜん年末という気がしないけれど、カレンダーは残り1枚でぺらぺらとさみしい。気持ちとは裏腹に、クリスマスプレゼントはもうお互いに贈りあってしまい(どちらもわりと急を要していたので)、あとは年賀状作りと大掃除くらいだ。
今年はいろいろたいへんなことが盛りだくさんで、いやあ、ふつうに生きているってのはそれだけで奇跡みたいにありがたいことなんだんなあ、とそのたび心にしみた。そして、努力してもどうにもならないこと、人の力ではどうしようもないこと、願ってもかなわないこと、悲しいけれどそういう類のことがあるのも認めざるを得なくなった。今頃になってこんなことに気がつくなんて遅いのかもしれない。気づかされてしばらく呆然とした。それと同時に、今までこういうことに直面しないでこれたのは幸せなことだったのかもしれないとも思った。
すっかり冬らしく寒くなって、鍋焼きうどんやすき焼きやおでんがおいしくてたまらない。うれしいのは食べることとキンと澄み切った朝の青空を見ることくらいで、やっぱり寒いのは苦手だ。困るのは寝るときで、ふとんの中は湯たんぽであったかいのだけれど、ふとんの外に出ている顔はつめたくてたまらない。暖房も寝るときは消してしまうので、ボロ家でどんどん熱が逃げてしまう前に寝入ってしまわなければならない。
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