蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2006年08月03日(木) まっしろな夏休み

8月も、もう3日目。あれよあれよという間に、またすぐ月末が来てしまうのだろう。子どもたちは夏休みで、そんな彼らを横目に見ながら、通勤する日々だ。

宿題はそっちのけで、遊ぶだけ遊んでくたびれた午後、畳にごろんと寝転がってうとうとする。汗ばんだ素肌が畳にひっつく。首ふり扇風機がのんびりと弱い風を送る。気だるい夏休み。なつかしい。

でも、この頃の子どもは夏休みでも朝早くから塾に行く。塾指定のかばんを背負って走っていくのを見かけると、少しかわいそうな気持ちになる。彼らはまっしろな夏休みを手にしたことがあるのだろうか。何をしてもいい、でももう何もすることがない、時間を持て余して、退屈で頭も体もボーっとしてしまうような、夏休み特有の贅沢なひとときを知っているのだろうか。

夏休みのことを考えていたら、この時期に読みたい本のことを思い出した。私の夏の課題図書、トーベ・ヤンソン『少女ソフィアの夏』だ。また図書館で借りてこよう。いい加減、買ってもいいかもしれないけれど。


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