蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2003年10月03日(金) 心残り

母から聞いた話。なっちゃんにあげようと思って用意していたマロの写真は、残念なことに渡せなかったという。お引っ越しが思ったよりも早まったようだった。

なっちゃんとは夕方会う約束になっていて、夕方のお散歩の時間には、マロ含む近所の犬5匹とその飼い主たちが、お別れをしようといつもの公園で待っていた。でも、いつまで待ってもなっちゃんは来ない。そのうち、飼い主の一人がおうちまで様子を見に行ってくれたけれど、ピンポンを押しても誰も出てこないし物音もしないという。公園の砂場にはなっちゃんのシャベルとバケツがあったから、取りに来るはずなのに、それも置いて行ってしまったのだろうか。飼い主たちはみんな暗く沈んだ気分になったし、犬たちは所在なげにうろうろ。もう行っちゃったんだね、お別れできなかったね。

母はすごくがっかりした様子で話す。いい子だったのにねえ、残念だねえ、と何度も繰り返しながら。それを聞いて、私もすごくさびしい気持ちになる。別れを悲しんではいけないと言うけれど、こんな中途半端な別れ方はいやだ。マロンちゃんに会ーいーたーいー、と泣いているなっちゃんの顔が目に浮かぶようだ。


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