蜜白玉のひとりごと
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今年のゴールデンウィークはカレンダー通り。つまり、昨日も今日も明日も仕事ということだ。間にちょこちょこ休みが入ったり、平日もまるっきり休んでいる人がいたりで、かえって仕事の進み具合が悪く、いつもより忙しいような気もする。それでも通勤電車は少しすいていて楽だ。
先週の土曜日から、村上春樹訳“The Catcher in the Rye”を読んでいる。サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を村上春樹が新たに訳しなおしたものだ。新たに、といっても、私は今まで『ライ麦畑・・・』を読んだことがないので、村上春樹の訳が私にとっての『ライ麦畑・・・』になる。
主人公のホールデンが執拗に話しかけてくる。中学生の男の子みたいにいじけた話し方に、なかばイライラしながらも、続きが気になってどんどん読み進む。そういえば、小学校や中学校にこんな男の子がいたなあ、とぼんやり思い出しながら。先生や級友のちょっとした言動に腹を立てては椅子をぶん投げていた彼ら。どんな問いかけにも嘘八百で答えていた彼ら。今頃どうしているのだろうか。ちゃんと生活しているだろうか。
本のタイトルから、てっきり広大なライ麦畑が出てくるものだと思っていたけれど、世界は思わぬ方向へ進んだ。印象に残ったのは、冬の寒い日に髪を濡らしたまま表を歩いて髪が凍る感覚で、私も札幌でプールに通っていた頃、まさに冬の帰り道には必ず髪が凍った。
そのうち旧訳の『ライ麦畑でつかまえて』も読んでみようと思う。
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