蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2002年05月26日(日) 『センセイの鞄』再読

昼過ぎから、川上弘美『センセイの鞄』を再読。ソファに寝っころがったり、窓枠に腰かけたり、庭に出てみたり、家中をうろうろしながら読んだ。まったく落ち着かない。同じ姿勢を続けているとだるくなるのだ。

切りのいいところで、干していたふとんと洗濯物を取りこんだ。太陽の光をいっぱい浴びたふとんは、ホカホカだ(晴れた休日は、がぜん張り切って掃除や洗濯をする。部屋がすっきりすると気持ちがいい)。

再び『センセイの鞄』に戻り、ツキコさんがしたたかに酔っぱらって、センセイの家へ行く場面を読んでいたら、だんだん部屋が暗くなってきた。見れば、雲行きがあやしい。ぽつぽつと雨が降りだし、あっという間にじゃんじゃん降りになって、しまいには雷が鳴った。雷にビクビクしながら続きを読んでいたら、本の中でも雨が降りだし、雷が鳴った。センセイは雨戸をたてている。私も雨戸をたてようか。

夜は、日本酒を飲んだ。もちろん、これもツキコさんとセンセイに倣ってのことだ。雨が通り過ぎたあとの、マイナスイオンをたっぷり含んだ涼しい風は、ほてった頬に心地いい。


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