Deckard's Movie Diary
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2008年11月27日(木)  ブラインドネス

『ブラインドネス』
『シティ・オブ・ゴッド』『ナイロビの蜂』で監督としての世界的地位を築き上げたフェルナンド・メイレレスの新作『ブラインドネス』。またまた、その演出力に脱帽させられます!とにかく、映画が始まってからイライラさせられます!目に(目と言うか視覚かな?もっと厳密に言うと、視覚を感知する脳の部分かな?)ゴミが入ったかと錯覚させられるような感じでこの映画世界に力づくで引き込まれます。導入は素晴らしく、先の展開が否応無く期待させられます。ところが、中盤のストーリー展開から気持ちが離れてしまいました。“オイラが王様!”エピソードは全くリアリティがなく、メチャクチャ退屈でした。間違いなく有り得ないと思います。幾らなんでも、あんなんなるまでほっとかないでしょ!原作に忠実と言われているストーリーですが、だとしたら、原作はちょっといただけませんね。言いたいことは分かりますが、ぶっちゃけ!なんだかなぁ・・・というのが素直な感想です。その後の展開も悪くないですし、前半、後半はOKなので、真ん中が返す返すも残念です!個人的にはこのラストが好きなだけに惜しまれます。


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