Deckard's Movie Diary
indexpastwill


2004年04月26日(月)  キャシャーン

宇多田ひかるの・・・と言われてしまうのは宿命でしょう。カメラマン出身の紀里谷和明初監督作『キャシャーン』です。公開前から話題になっている、クリップで養った映像感覚は悪くはないですが、別にどうってコトもありません(苦笑)。結局はストーリーですからね。だいたい、いまどき「すっげぇ〜映像だよ!コレ!」なんてモノがあるんですか?映像を生かすも殺すもストーリーが大きく関係(もちろん、脚本、演出、音楽等も密接に関係していますが・・・)してきます。つまり、男女が抱き合っている映像は腐るほど目にしますが、その魅力度が前後のストーリーによって大きく左右されるのと同じです。逆に言えば映像が陳腐だったとしてもストーリーがしっかりしていれば魅力的なモノになりますし、8ミリビデオの投稿映像から才能ある新人が登場してくるのも当然のコトなのです。さて、竜ノ子プロ(当時は今をときめくFFシリーズ有名な天野嘉孝氏も参加していたらしい)作品『キャシャーン』の実写版です。簡単に言ってしまえば長いし、くどいし、話がまとまっていません。おそらく初監督という気負いが空回りした部分があるのでしょう。アレもコレもと詰め込みすぎて全てが浅い印象です。登場人物それぞれの背景がほとんど描かれないので、思い入れも出来ません。後半になってようやく見えてくる物もあるのですが、そこからまた話が膨れすぎてしまって・・・とにかく語りが多く説教臭さだけが残ってしまいました。全体的な印象も芯が入ってないというか、居心地が悪いです。でも、少なくとも中野某なんぞよりは志の高さは感じられます。紀里谷和明・・・きっと真面目な人なんだろなぁ・・・ボソ。


デッカード |HomePage

My追加