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Deckard's Movie Diary index|past|will
デビュー作『ビフォア・ザ・レイン』でベネチア金獅子賞他10部門受賞、さらに各国で30以上の賞を獲得したミルチョ・マンチェフスキーの7年ぶりの新作『ダスト』。予告編から不可思議な映像の連発で、かなり興味をそそられていたのですが・・・まぁ、『ビフォア・ザ・レイン』も一風変わった時間軸でしたからねぇ。前作は個人的にはちょっとダルかった印象でしたが、本作は・・・?こっれはスゲェ!っつーか、良くぞ映画化した!というか、20世紀の100年に渡る物語をビシっとまとめた監督の演出力に完璧に脱帽!前半は物語が散らばっていて、ちょっと取っつき難いのですが、中盤からは全ての登場人物がボディブローのように体の中に沁みこんできて、物語は大きい波のうねりと変貌します。それにしても、よくもこんなストーリーを考え出すなぁ。考えたとしても、まとまらないものなぁ・・・・ボソ。胸の深いところでジワっと泣けました。映画の宣伝コピー「誰か、私という物語を覚えていてほしい。」が身に沁みます。万人ウケはしませんが、カルト・ムービーとして世に残っていく映画でしょう。惜しむらくは銃撃シーンが長くて、ちょっと閉口しちゃったかも・・・・。
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