Deckard's Movie Diary index|past|will
カンヌ映画祭レイルドール賞、エキュメニック新人賞のW受賞!というふれこみの万田邦敏初監督作『UN loved』。一体どういう賞なんだか全く知りませんが、とりあえずカンヌで評価された邦画ってワケです。だから私は観に行きました。観終わって「なるほど!カンヌが評価しそうな映画だわい!(苦笑)」。ヒロイン光子(森口瑤子)は自分らしく生きるコトが全て!という考え方の女性で、自分らしければ、自分が無理しないで生きていければ、それこそが最高の人生。と思っている訳です。で、彼女に青年実業家の勝野(中村トオル)やフリーターの下川(松岡俊介)というあまりに単細胞な男達が絡んで・・・という話なんですが、いかんせん、このヒロインが嫌な女で、もう辟易。「自分に嘘をついたり、無理してまで欲しいものなんかない!」と言えば聞こえはいいですが、言い方を変えれば、全く相手の気持ちを考えない自分勝手な女です。多くの人間が持っている下世話な弱さを全く受け付けません。そんなモノは必要ないんだ!と言われてもねぇ。勝野が問います。「何故にオレの誘いについてきたんだ?」「貴方は私を誘った。私には断る理由がなかった・・・」だって!お前はロボットか!しっかし、中村トオルも森口瑤子もヘタだなぁ・・・・。
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