Deckard's Movie Diary index|past|will
クローズアップショットの連続で、やたらハァハァ言ってる思惑ありげな予告編に惹かれて観に行って来ました。踊らないインド映画『マッリの種』。なんでもカイロ映画祭(色んな映画祭があるのね)で審査員長だったジョン・マルコヴィッチが感激して世界に紹介したらしいです。で、「ジョン・マルコヴィッチ・プレゼンツ」という帯がかかってるワケですな。ヒロイン、マッリはテロリストとして育てられ、優秀な故に自爆テロの任務を命ぜられる。決行日までの彼女の心模様が過去のフラッシュバックと共に描かれ、そしてやがてその日が・・・。話の展開はとてもベタですが、自然光と自然雨を使った映像は素晴らしく、特にクローズアップショットの美しさは筆舌につくし難く、心に突き刺さるようです。予算600万円。撮影日数3週間。オール・ロケ、スタッフ&キャストは全てアマチュア。監督はサントーシュ・シヴァン。荒削りでも、無骨でも、ぶっきら棒でも、何故か好感の持てる人。みたいな映画でした。
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