Deckard's Movie Diary index|past|will
初めてこの映画の話しを聞いた時は「どうせ、ツマンネェんだろうなぁ・・・」でした。ところが予告編を観てから、「ひょっとして面白いかも・・・」に変わって、最終日だった2本『パルムの樹』と『恋ごころ』をパスして観てきました。その名は『ミスター・ルーキー』!(爆) いやぁ、面白かったわ!懸念された野球シーンも迫力があり、スケール十分。そして、この映画はスポ根モノなんですが、邦画には珍しく、“ロッキー”してるんですよ。え、どういう意味か?って。つまりですね、この手の邦画ってのは昔から男の世界であり、男の友情モノだったりするんですが、『ミスター・ルーキー』は、な、なんと夫婦愛がど真ん中なんです。だから鶴田真由扮する奥さんが、一番美味しい役で、たぶん鶴田真由(もっと上手い役者)じゃなかったら、助演女優賞が獲れそうほどの美味しい役柄でした。で、欠点もそこにあります。つまり、役者がヘタなんですよ。一茂と駒田が上手く見えちゃう(笑) ヘタというより、ザルって感じでしょうか。まぁ、全体にヌルいってのかなぁ・・・・冷水でしめるの忘れてるみたいな・・・。脚本が良かっただけに惜しまれます。映画のワンシーン、ワンシーンに「おお!八木や!」「藪―!頼むぞー」「桧山―!!」と叫んでいた阪神ファンの貴方!素敵な掛け声でした(笑)
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