Deckard's Movie Diary index|past|will
映画は年齢や人生経験によって見た者に与える印象が違うものですが、今日見た『風花』も、若い人達にはあまり評価されない映画かもしれません。自分としてはとても素敵な映画でした。だらしなくて、いいかげんで、だからと言って馬鹿ではないから、人のせいにもするし、面倒な事は後回しにして、都合のいい時だけ人に甘えて、見得もあるから素直になれない。ちっぽけな線香花火ほどの輝きにも遠く及ばず、糸の切れたマリオネットのようだけど、何本かの糸は繋がっているから中途半端に、だらだらと日々を過ごすだけ。でも、ズルズル生きていてもいいじゃないですか!最後の糸は切りたくなかったでしょう!浅野忠信に支えられて、小泉今日子が切なくて儚げで、とても素敵です。大丈夫!きっとイイことあるよ。
デッカード
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