傷ついたイラクの兵士の手当てをしているアメリカ兵。 優しいような納得できないような。 君達が僕達と戦う理由なんてないんだよ。 僕らは操られているだけなんだ。 逃れられない運命の中で、戦うことが正論なのだと無理やり思わされているだけなんだ。 若い頃に「聞けわだつみの声」という本を読んだことがある。 日本が戦争をしていた時の特攻隊の若者達のお話だ。 愛国心というものがいっぱいあって、天皇陛下を敬う気持ちがこれまたいっぱいあった頃の日本。 赤紙が来ると颯爽と戦地へ赴いた人々。 2度と帰らなかった家族。 心底お国のために自ら飛び込んでいった人が、一体どれほど存在していたというのか。 息子や、夫がたった一人敵陣に立ち向かったところでそんなものどれほどのダメージを与えるというのか。 60年近く昔の戦争と、今のハイテク戦争とでは様々な面で相違があるだろう。 しかし流される血や涙には何の変化もない。 ミサイルや飛行機は強く発展したかもしれないが、人間には何も変化はないんだ。
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