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2008年02月21日(木) [手をつなぐ以外のベタベタカップルの歩き方]ブルドッキングヘッドロック(んでたまにスパイビースパイク)...nochanです


横浜のビル街で、ふと見上げたら不思議な景色。






先日お会いした佐藤さんにもお話したのですが

僕が作品として撮る(撮りたい)写真は
ドキュメントだったりリアルだったりナチュラルとは真逆の
完全にフィクションで作り物で遊びで楽しみで
言わば『妄想の具象化』だったりするわけですよ。

ま。簡単に言うと、

『頭に浮んだ映像を形にしたいので写真を撮ってる』

ような部分が多いのです。
(もちろんそれ以外の理由もあるけど)


今のところ、その映像の主人公は女性が多いわけで
どうしてもそのイメージを映像化するには
女性モデルさんにお願いしなくてはならないのです。

もし自分が女性だったら
もしかしたらセルフで全部やってたかもしれないけど
やはりいろんな人と関わることで広がる世界観が
とてもとても楽しいのです。


たまーに『自分で自分を撮ってみたら』とか
『モデルやってみない?ヌードとか?』と
フォトジェニックでもない僕を撮ろうとする
物好きな人がいるわけなんですが

やっぱり散々人様にカメラを向けておきながら
自分が撮られるのは得意ではないのです。

(全然イヤじゃないし、ダメじゃないんだけど
 勝手に動いてるんで勝手に撮ってくれればいいんだけど
 ポーズを決めたりとかそうなると、どうしていいかわからない)


サービス精神ではないんだけど、
自分が撮ってる分、撮る気持ちはわかるので
なんかなるべくネタになるような感じにしようとは思うのだけど
なにぶん、カメラを向けられると柄にもなく緊張してしまうので
内心オロオロしてしまう。


そうなると余計に焦ってきて
思考回路が何がよくて何がダメか曖昧になってきて

「ここはもう僕の『夜の隠し芸』である
 『Hなロボコップ』と『オトナのトトロ』でも披露するしかないのか?」とか、

放送コードにひっかかるようなことを
しでかしかねなくなってくるし。
(『オトナのトトロ』は全ジブリファンを敵にまわす危険な舞い)


基本的に僕は
『裏方』的なポジションが好きなんですよ。ええもう。

音楽やってた時も
「ノリのいい曲でステージに立ってキャーキャー言われたい」ってことよりも
「何年もスタジオに篭って、ものすごい凝ったの作りたい」とか、
(そんな理由で宅録でせっせと曲ばかり作ってました)

お笑い関係やりたかった時も
「芸人みたいにTVとかでネタやって泥とかケーキ被りたい」ってことよりも
「放送作家とかプロデューサーになって面白い企画をたくさん考えたい」とか
(コントの台本とか書いていろいろ送ったりしてました)

今もそうだけど、
デザイナーとして自分が考えたデザインとかが
コンビニとか本屋とかで並んでて
「おぉー」とか1人で感動してるわけだし。

職人ぽい感じがいいな。

リリーフランキーとかクドカンもそうだけど
コアでマニアで面白いこと考えて、
それをちゃんとポピュラーに仕上げてる。

一見キャッチーなんだけど、実はすごくシュール。

そんなのがすごい理想。

あー。やっぱ自分がやりたい写真も
パっと見、キャッチーなんだけど、
実はシュールってのがいいわー。
(これはもう音楽でもお笑いでも何でもかんでも
 僕が好きなもの全てに共通するポイント)


あ。なんか、今日は独り言になってしまった....。


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