つい先日、知人の紹介で会った
レタッチャー希望のある若い女の子。

「私、画像加工が得意なんですよ。
　フリーでやってこうと思うんですが
　見てもらっていいですか？」

と言うので、作品ファイルを見せてもらう。

ファイルをパラパラと開くと
自分や友人らを撮った写真に
☆やらハートやら可愛いマークが
キラキラとたくさん描いてある。

めくれどもめくれども
プリクラ手帳みたいな感じ。

「あれ？加工(作品)は？」と思わず聞くと

「これですよ。可愛く加工してるじゃないですか!!」と

少し御立腹。


「ま。これも加工かもしれないけど、
　なんていうか....例えばほら。
　肌のシミやシワを消したり、ウエスト細くしたり
　街の風景で電柱や車、人消したり...みたいのが
　いわゆる加工の基礎の『レタッチ』じゃない？
　売り込み作品としてなら、街に恐竜歩かしたり
　砂漠に商店街作ったりとか。なんか派手なのもあるじゃない？
　だいたいそういうのを『作品ファイル』にするのよ」


「えー。そんなの楽しくないし大変じゃないですか」


「ま....ま...まぁそうだね....」


若いってすごい。