まだ怪談話をするにはちょっと早い時期ですが
昨晩、とても恐ろしい体験をしたので書こうと思います。

あ。申し遅れました。
私、稲川のっちゃん淳二＠国道沿いのファミレスレジ横の怪談テープです。


えーとそれはそれは、
草木も眠る丑三つ時..........よりも6時間も早い午後8時、
予定より仕事が早く終わったんで
欲しかったDVDを買いに新宿に行った時のことなんですけどね。

ほどほどに用事をすませましてね、
大型CDショップの店内をプラプラしてたんですよ。

んで、ほらそういう店って試聴機がいっぱいあるじゃないですか？

あれで、適当に最近の流行事情をチェックしておこうと
いろいろ聴いてまわってたんですが、
ふと気づいたら、僕と同じペースで...というか
僕が試聴機から次の試聴機に移動すると一緒に移動してくる
おっさんがいるんですよ。

そうですね？
年の頃なら、45〜55歳。

身長が150〜155cmくらいで、
みつまJAPANとホビット族の間のような、ある意味ハーフエルフ
ある意味、一般的社会人の雰囲気のしない
広島カープの帽子とヨレヨレのグレーのスーツ(中は白のポロシャツ？)を着た
ファンタジーと浅草の飲み屋街が似合うオメメクリクリの小さいおっさんなんですけどね。
（もしこの広い世界のどこかに、小さいおっさんだけの国があるとしたら
　その国では『あやや』的ポジションであろうオメメのクリクリさ）

いくら偶然とはいえ
そんな全く同じように聴いてまわる人いないだろうし
それ以前に明らかにこの店とは場違いと言うか、

「いやいや、おっさん、あんたホームMADE家族とか聴かないでしょ？」

って雰囲気なんだけど、

もしかしたら、僕と音楽の趣味がバッチリ合うような
奇跡のユニット誕生のキッカケなのかもしれないし
人を見た目だけで判断しちゃいけないから
怪しみながらも、ほっといたんですよ。

んで、たしか〜....4〜5つ目の試聴機を聴き終わった時だったですかね？
もちろん、そのおっさんが隣にいるわけなんですが、
良くみたらヘッドホンはしてるものの
CDは聴いてないんですよ！
（試聴機の透明部分から見えるCDが回ってないの！）

「うわ！(恐)」って思って、偶然か跡をつけられてるのか試すのに
ちょっと離れた試聴機に移動したら、やはり案の定ついてきたんですよ！

「これは間違いない！」って思って、
店員に言うか、ダッシュで逃げようと思ったけど
急に僕が動いてなんかされたり、手とか掴まれたらすごい恐いから
ヘッドホンをつけたけど僕も音楽をかけずにちょっと横で様子を見てたんですけど
チラチラこっちを見てるんです。

ヒィーーー(>з<)とか思ったけど、
何気におっさんの顔みたら、仕種・行動はヤバイけどどうみても大人しそうなの。

オドオドしてるというか、チラっとはこちらを見るものの
目線があったのに気づくとすぐ違うとこを見るというか
（ま。ずっとついてくるって行動そのものも怪しいんだけど...）

「あ。これ。怒るなり、こっちがちょっと強気にでれば平気だな」って感じてね

あえて、おっさんのことジっと「何見てんだよ！」的
『切れたジャックナイフ by 出川哲朗』なキャラ設定で睨んでたら
おっさんもその雰囲気を察してたのか
動いてない試聴機を見つめながら、いかにも
「今聴いてるCDにのってますよ』みたく♪フンフンと鼻歌唄いはじめたんのですよ。

「いやいや(CD)回ってないから」と思いつつも
僕が逃げるのではなく、おっさんの方がどっか行って欲しかったから
（逃げるとついてきそうで恐いし）

しばらく『切れたジャックナイフ』的視線を注いでたんですが
ふと何気にその鼻歌のメロディーに聞き覚えがあるのに気づいたんです。

ゆったりしたバラード調の80〜90年代の歌謡曲風メロ。

「あれなんだっけなー...」と考えること30秒。

鼻歌に時おり混じる歌詞のフレーズの
「そ〜ば〜にフフンフフ〜」で正解わかったドレミファドン!!


工藤静香の『抱いてくれたらいいのに』（ビンゴー!!(嬉)）


いやー！スッキリー！って言うよりもまず
2006年も半年すぎたこの現代、
今大型輸入レコードショップの試聴機で
工藤静香の『抱いてくれたらいいのに』をレコメンドしないから。


聴いてるふりするにも曲のチョイスがおかしいし。


.っていうか、何より、
僕の顔チラチラみて『抱いてくれたらいいのに』とか唄わないでよ！

抱きませんから。

「抱いてくれたらいいのに」って言われても。抱きませんよ。
（っていうか、何故勝手におっさんが受け身姿勢で
　こっちか攻める姿勢になってるの？）


もう。恐い恐い(*>з<*)


それこそ こっちが

『嵐を起こして、全てを壊してほしい』出来事ですよ。


静香困っちゃう。