LOUNGE

2005年06月04日(土) 今でも小学生の時と同じペースでヒザにカサブタつくってるナチュラル・ボーン・ぱったりたおれやさん...nochanです


映画だと、だいだいこういう橋を渡りはじめると
橋を支えてるヒモ(それも後ろ側)が序々に切れていき
橋の真ん中辺から走ることになる。
(特にスピルバーグ系)






先日、あるラーメン屋さんの店内でのこと、
突然、隣の席にいた見知らぬ おばあちゃんから

「今、TVに写っとる可愛い子は男の子か?女の子?かね」と

イザム君(元シャズナ)の性別についてきかれたnochanです。メルティラーブ。

いやはや。この質問。久々に聞きました(懐)
(ある意味、逆に新鮮)

最初は突然話しかけられて、
ちょっとびっくりしたのですが、
そこは『「ジェントルマン」を英和辞典でひくと最初に「nochanみたいな人」』と
出るぐらいの優しさライセンスを持ち合わせた男ですから、
ちゃんと親切に

「K.A.B.A.ちゃんという男の子ですよ」

と爽やかな笑顔で教えてあげました。
(お年寄りは大切にしないとね)

イッツ・ア・バリアフリー・ジョーク。

(ホントはイザム君といいましたよ。)



ま。そんなことはさておき
すごい漠然とした言い方なんですが『センス』って難しいですね?

人それぞれ好き嫌いや好みがあるわけじゃないですか?
だから、一概に何でも良い悪いって言えないですからね。

例えば、会話やネットの日記の文章などの『センス』は
「面白い・つまらない」「読みやすい・読みにくい」という基準で
まだ比較的判断しやすいんですが
洋服などのファッションセンスやルックスなどのセンスになると
もう本人だけの『好み』や『趣味』という部分が多いので
判断できないと思うのですよ。

特に『可愛い』って表現になると
もうそれにあたる範囲は何でもありですからね?
アンガールズも可愛ければ、
その辺に落ちてる石コロまで可愛いと言えるんですから。難しいです。


よく彼女彼氏がいない人に友人などが誰かイイ人を紹介する時とかに

「性格も優しいし、気も効くし、なかなか可愛い人だよ」

とか言ったりしますが、
この場合たいてい可愛い人がこない。とか言うじゃないですか。
(とくに女の子が女友達を紹介する時に多いとされる)

もしこれが『キレイな子』というフレーズであれば、
人によって大きなズレはないんですが
『可愛い』という言葉の持つ幅広さが大きなのズレに生じることが多いわけなんですよ。

あとこの幅広さのズレの他によくあるのが
『目が可愛い』『髪型が可愛い』『耳たぶが可愛い』などの
部分的クローズアップした可愛さの場合のズレ。

本来この場合は
「性格も優しいし、気も効くし、なかなか可愛い人だよ」ではなく

「性格も優しいし、気も効くし、目が可愛い人だよ」や
「性格も優しいし、気も効くし、目だけは可愛い人だよ」

というのが適切な表現になるわけですよね。

ま。でも目や髪型はまだ体の一部なので
可愛いと表現するのはいいのですが
だんだん途中からそれも関係なくなってきて

『仕草が可愛い』とか『声が可愛い』とか

動き的なものになっていって
さらにひどくなると

『帽子が可愛い』『妹は可愛い』とか

もう本人全然関係ないパターンもあるわけですよ。


うーむ。『可愛い』って表現は恐いですね。


イザム君を可愛いと言ったおばあちゃんを
「可愛いおばあちゃんだな」とラーメン屋で思ったこの日、
僕は、ポッキーのCMで船の影でチューする石原さとみの照れた仕種を可愛く思い、
醤油の入れ物のフタの丸みを可愛く思い、
ラーメンに浮ぶナルトのピンクの渦を可愛く思いました。

そして僕は今この文章の中で、
『石原さとみ』と『ナルトの渦』を同次元の可愛いで表現しているわけです。

もし誰かに石原さとみを紹介することなった時に
「仕種も顔も可愛いの子だよ」と言えばたぶんズレによる問題はないと思うのですが
このナルトが入ったラーメンを人に伝える時に
「可愛い感じのラーメンだよ」と言ってしまうと、
人によってはこの可愛いというワードから連想して

『具材がハートや星型に切られたりするラーメン』や
『ドンブリのふちにピンクのフリルがついてたりするラーメン』を
想像する可能性があるわけです。


可愛いとは何でしょね?


うーんうーん.....のっちゃんわかんなーい

(可愛さでごまかしてみました)


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