居酒屋さんを後にし外へ出ると、とても寒くなっていました。 並んで他愛もない話をしながら歩いていると、不意に彼が私の手を掴みました。 彼から手を繋いでくる事なんて今まであったかなぁ? 多分初めて。 びっくりしたけど嬉しかった。 そして次の瞬間、もっと驚く事が。 私の手を掴んだまま、彼は自分の上着のポケットにズボッと手を入れたのです。 ・・・めっちゃ嬉しかったぁ〜 これもお互いの生活圏外でのデートだからこそ出来ちゃう事。 それはホテルの向かいのコンビ二まで続きました。
そぅそぅ、今回、彼に『レモン果汁か何か酸っぱい物持ってきて』って言われていたのですが、家にこれと言った物がなくてコンビニで調達する事に。 コンビニにはポッ○レモン100の大瓶しかなく、彼は『こんなにたくさんいらないしなぁ〜』と。 結局オレンジを購入する事にしたようでした。 それと、部屋に戻ってから飲むためのスパークリングワインも1本。
《酸っぱい物》を何に使うのか聞かされてなかった私は『これでやっと謎が解けるんだろうな♪』とワクワクしていました。
〜つづく〜
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