2003年12月15日(月) |
はがねとムアコック。 |
今日は、最近ずーっと思っていた事を書きます。
ハガレン関係で、ムアコックの本を読んだ若者って、どれぐらいいるんだろう?
……っていうか。 明らかに知らない人の方が多いって気もする ……古典FTすぎて。
で。 弟の事は「アル」と呼ぶのに、お兄ちゃんの事はどうしても「エルリック」と呼んでしまう私は、中学・高校の頃「エルリック・サーガ」を読み漁ったFT好き。
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エルリックの苦悩に馬鹿だねぇ、全く馬鹿だねぇ……と読んでいったラストには唖然。圧巻。個人的にはラストシーンの6巻目(7、8は付け足しだから)の為に、5巻分のエピソードがあったんだと実感。
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赤い外套・魔法・義手といえば「紅衣の公子コルム」
未だに右目の「リンの眼」と義手(?)の「クィルの手」で、リンボから死者の軍団を出す描写がイメージできませんが。 ケルト神話をモチーフにした後半3部、つまり「銀の腕のコルム」になった後のラストシーンには、なんともせつなくなりました。理不尽すぎて。 (余談ですが、トレイルくんの名前は、実は彼の剣「トレイター(反逆者)」からとったものだったりしてます)
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一番のお気に入りはホークムーンの後半部。各シリーズの主役たる「永遠の戦士」が4人そろって、エルリック・サーガに出てきたタネローン編をホークムーン視点で書かれているのがなんともいえず燃えます。船に拾われる時、コルムが自縛霊状態なのが、ああああ……せつねぇ!(ほろり) そして、全てを終わらせるために、杖と宝石を(以下ネタバレにつき消去)
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エレコーゼは一番重要なのに、私の中では一番どうでもいい(笑) 一巻目なんて、めちゃくちゃ理不尽だし。あっさり適応する現代人ジョン・デイカーにびっくり(その辺りが戦士の戦士たる由縁かもしれないけど) 「黒曜石の中の竜」(だっけ?)で、死人に力を奪われて慌てふためくシーンは微妙に笑えたけど(←ひねくれもの)
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……ああ、全部読み返したいけど、引越しでどこにしまったかわかんない!
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っていうか。 ハガレン効果でムアコックの本が売れて、未訳のSF作品(あのジャリーがニードルガンで活躍するって奴だよ!)翻訳してくれないかなぁ!
ああ、<英雄の介添人>ジャリー・ア・コーネル、最高に萌えっす! おいらにも羽つき猫をください! マジで!(え?)
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