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79 奇跡の人

以前「Book」で紹介した真保裕一著『奇跡の人』は98年にテレビドラマ化された。俺はリアルタイムで見ていて、毎週ドラマがある日を楽しみにしていた珍しい作品だった。本を読んだことをきっかけに改めてドラマを見たくなり、なかなか置いていないこのドラマを、家から離れたレンタルビデオ屋でやっと見つけ出した。
主演は山崎まさよし。これは知らない人からすれば驚きだろうか。「あの人ドラマなんて出てたの?」出てたんです。しかもうまい!役どころがとても変わっていて、普通の俳優さんでもこの役は難しいだろうな、というものなのに、見事に演じきっていた。本とは内容がかなり違うところがあって、事故で記憶を失くして、赤ん坊同然から始まる新しい相馬克己(主人公)と、事故を起こす前の悪で凶暴性の強い相馬克己のどちらも違和感なく演じているからすごい。本では出てこなかった恋愛対象としての役割を担う女性・泰子(松下由紀)の存在も大きい。この人もやはり演技がうまいし、迫力があるから、ドラマを盛り立て、よりシリアスさを増している。そのほかにも豪華、というには少し違うかもしれないけれど、アジのある役者がそろっているので、全体としてすごくよくできたドラマになっている。演出もいい。
大きなツタヤに行けばレンタルしてると思うから、よかったら借りてみて1巻だけでも見てみて。まぁそしたら続きも見たくなっちゃうと思うけどね。
そうそう、最近売れている「はなわ」っているじゃない?あの人が会社の同僚役で出てるよ。金髪。。
2003年08月05日(火)

VOICE / マッキー

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