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38 巧妙に作られた世界

もしもこの世界が全て夢だったら、って考えてみるわけよ。そんなのって現実味が全然ないことで、最近は全然考えなくなっちゃったけど、前はよくそんなこと思ったりしてた。神様を信じるか?と言われても、よくわかんないけど、仮にいたとして、その神様は俺のためにこの世をわざわざつくってるんだ。俺のためってのは、別に俺のものって意味じゃなくて、全ては俺はだますためのものなの。今見えてる景色も、出会った人々全ても、テレビの向こうで起こっている出来事も、歴史や過去として設定されている全ての物事もみんな。なんて手の込んだことをするんでしょう!
それはこんなに複雑な世の中だったら、まさかそれが仕組まれた世の中だなんて思わないでしょ?そう思い込ませるためにはここまで世の中を複雑にする必要があったんだ。
だからね、例えば俺にとっては縁のない「化学」だとか「天文学」だとかがさ、俺の知ってるちょっとした化学式だとか、宇宙の知識がはりぼてで、そういう世界は実に奥が深そうに思えて、実はそのちょっと先はなんもないかもしれない。いっつもぎりぎりのところまでしかないの。でも、その先を俺が知ったら、それはそこまでまた存在するんだ。
今はたとえで知識の面で言ったけど、それだけじゃなくて、感覚的なことだとかにしても同じく。
言いたいことをわかってもらえるだろうか?いやいや、かなり変なことを言ってるのは重々承知だよ!
まぁ何が言いたいかっていうと、要するに今自分が捉えてる世界が全てで、それ以外はなにもないかもしれない、ということ。ありえないし、ばかばかしいって思うかもしれないけど、だからって絶対の確信ももてないでしょ?
ほんとわけわかんないことでごめんなさい。でもたまにこんな変なことを考えるんだ。
2003年06月09日(月)

VOICE / マッキー

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