23 旅の話〜富士編〜 |
旅の話最終回!前回で四国へと渡った俺と連れは、その後帰路についた。帰りは行きとは別のルートで帰ろうということで、東海道を通って静岡に入った。俺は富士山というものを間近で見たのはこれが始めてのことだった。電車の先頭車両から目に飛び込んできた風景は、俺を唖然とさせた。ここまでとは!感動した! 俺の友達には静岡出身の人が結構いる。そのときは彼らがとてもうらやましかった。。。 山というのはずっとそこにどんと居続けるからか、とても威厳があるように感じられる。力強く、優しい。それに加えて富士山というのは美しい。実に美しい。外国人が日本に来て「オォ〜!フジヤ〜マ〜!」なんて喜んでいるシーンが思い浮かぶ。世界のことはよくわからないけど、世界的に見ても素晴らしい景色なんだろうな。でもゴミが原因で世界遺産には選ばれなかったとか・・・。残念なことだ。 うちらは富士から身延線に乗り、北上した。静岡出身の友達に温泉の場所を聞いて、「稲子」という駅で下りた。富士から北上すれば、ちょうどいい位置で富士山を眺められると思ったんだけど、この駅は山林が邪魔してみることができなかったんだ。くやしい〜!この「稲子」という駅も、四国の「田井ノ浜」と同じく何もない駅だった。でも、もちろんそれがよかったんだ。この旅で求めていたのは、そんな田舎の風景だったから。 稲子で温泉に入り、静岡を後にし、甲府でその晩はとまった。翌朝、甲府からの帰路でまた富士山を眺めることができるかもしれないと思ったけど、結局は無理でそのまま帰宅。 必ずまた富士山を見に行く!今度は最高の富士山を求めて!
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2003年05月22日(木)
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