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14 夢で見た白い部屋

夢を見た。だだっ広い部屋で、俺が暮らしている。部屋は真っ白。玄関を開けると2畳くらいのスペースがあって、扉がある。俺はそこで靴を脱ごうかどうしようか迷うんだけど、気づいたときには土足で部屋に入っている。どうやら俺の部屋は靴を履いて暮らす、アメリカンスタイルらしい。
2畳の玄関前から扉を開けると、15畳ほどの広いスペース。家具は全て白く、大きなソファ、ローテーブルなどが広い部屋のど真ん中に、ドンと置かれている。ちょっとした散らかりっぷりを感じるが、汚らしさは感じないし、あくまでも色は白。
部屋の隅にはキッチンがある。手入れが行き届いてるわけではないが、相変わらず汚らしさは感じない。
部屋の四隅にはそれぞれ扉があって、クローゼットが二つと、トイレと風呂。どこをあけても白い。
ただどこの白さも、完璧な白さ、つまり真っ白というわけではない。土足であるいてるだけあって、床は汚れているし、部屋の光の照らし具合も、どこか明るさの中に心地よい暗さが含まれている。どうやら窓はないらしく、蛍光灯が切れ掛かっているのかもしれない。
そこで俺はただ呆然としている。白い服装をした俺は、部屋にいることを感慨深く噛締めているようだった。
そして、俺はこの部屋で暮らすことにひどい快楽を感じている。

これがある日見た夢の話。今にして思えば、理想の部屋に出会った気がする。
理想の部屋のことをよく考えたけど、まさか夢の中で見つかるとは・・・。
もちろんこれは俺の深層心理を表しているんだろう。どういうことだろう。
2003年05月11日(日)

VOICE / マッキー

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