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2004年02月01日(日) |
映画よろず屋週報 Vol69 |
*****映画よろず屋週報 Vol69 2004.2.1*********************
2月1日は、1953年のこの日、 NHKの本放送が開始されたことに由来する 「テレビ記念日」だそうです。
そこで、映画の中に登場した「テレビ」を 幾つかピックアップしたいと思います。
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山の焚火 Alpine Fire(Hohenfeuer) フレディ・M・ミュラー監督 1985年スイス スイスの山小屋で暮らす一家の物語。 カタログを見ながら、里に降りて買うものの相談などをしますが、 その中に、ガスで動くテレビというのが登場しました。 想像がつきませんが、一体どんなものでしょう?
オテサーネク 妄想の子供 Otesanek 2000年チェコ ヤン・シュヴァンクマイエル監督 チェコの民話がもとになったホラーコメディー。 作中出てくる食べ物が、どれもこれもマズそうなのですが、 特に、映画の中心人物である少女アルジュビェトカの父親が チョコレートを食べながら、 テレビでそのチョコレートのCMを見ているシーンは 「嘔吐もの」です。
エレベーター Asansor/The Elevator 1999年トルコ ムスタファ・アルトゥノクラル監督 超人気番組のキャスターが、エレベーターに閉じ込められ、 謎の美女に意地悪されているうちに、 彼女に特別な感情を抱くようになる……お話。 何が言いたいのかよくわからないのですが、 筋自体は決して難しいものではありません。
華氏451 Fahrenheit 451 1966年イギリス・フランス フランソワ・トリュフォー監督 世の読書好きには悪夢のような、 それでいて罪作りに美しい一品です。 昨年11月DVDがリリースされ、一層見やすくなりました。 人が物を考えないように管理された近未来、 “ファイアマン”の職業は、火を消すことではなく、 人々に妙な知恵をつける諸悪の根源「書物」に 火をつけることです。 (そうなったら、“ファイアマン”を何と日本語訳すればいいの?) その職業に誇りを持っていた男、モンターグは、 一人の女性との出会いによって変わっていくのですが…… モンターグの妻が大型スクリーンを眺めるさまに (一応、テレビのようです) 何とも虚無的なものを感じさせられました。 ちなみに、モンターグの妻リンダと、 彼に示唆を与える娘クラリスの両方を まだうら若きジュリー・クリスティが演じていました。
レインマン Rain Man 1988年アメリカ バリー・レビンソン監督 狡賢い自動車ディーラー、チャーリーは、 断絶状態にあった父親の訃報を受け、 遺産はどのくらいもらえるのかと駆けつけますが、 大半の相続人は、存在すら知らなかった「兄」レイでした。 レイが、自閉症というなじみのない精神病で 施設に入っていることを突きとめると、 うまいこと言って連れ出してしまうのですが、 日常生活のリズムが狂うとパニックを起こす彼との道中は トラブル続きです。 「テレビ裁判」が見たいと言うレイのために、 視聴率調査員を装って 民家に上がり込もうとするチャーリーの姿は 笑いを誘いました。
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