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2003年07月13日(日) |
映画よろず屋週報 Vol56「我が胸の底のここにいつも置いときたい10本」 |
特集 「我が胸の底のここにいつも置いときたい10本」
今日7月13日は、 1974年のこの日に「エクソシスト」が公開されたことに因む 「オカルト記念日」なんだそうです。
が、私はオカルトというジャンルをほとんど見たことがありません。 よって、特集を編むのは不可能です。
そこで、今日がたまたま私の超個人的な “記念日”であることにも着目し、 今日の気分で選ぶ10本を、脈絡なく選ばせていただきました。 ただ、「1国1本」を心がけたので、純粋なベスト10ではなく、 この国の映画ではコレが好き、というものを10本羅列した感じです。 が、いずれもマイベスト50には入っているものばかりです。 (同率○位がずらっと並んだベスト50です。 全部が1位という言い方もできなくはありません)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− チャーリング・クロス街84番地 84CharingCrossRoad 1986年アメリカ デヴィッド・ジョーンズ監督 ニューヨーク在住の作家と、ロンドンの雇われ古書店主による 尊敬と友愛と知性と人情の物語。実話がベースです。
フル・モンティ The Full Monty 1997年イギリス ピーター・カッタネオ監督 6人のデコボコおじさんたちが脱ぎ去ったのは、 洋服だけではない! 厳しい現実という裏打ちのある痛快コメディー。
ラブゴーゴー Love Go Go 1997年台湾 チェン・ユーシュン監督 「Be Rap」(学校へ行こう!)のジョン・レノソに歌わせれば、 「♪あんまり意味がない 恋してるのにブサイク」 ってところでしょうか。 それでいて、とってもラブリーな映画です。
運動靴と赤い金魚 The Children of Heaven 1997年イラン マジッド・マジディ監督 あんなお兄ちゃんがいたら、自分のこのネジ曲がった性格も もちっとマシだったろうな……と、大人になってから思う そんな、世界中の“虐げられた妹”たちに捧げます。 あそこまでいい兄でなくてもいいから、せめて、 結構ジャイ子をかわいがっているジャイアン、 ひまわりベイビーを抱くしんのすけ…クラスの 兄貴が欲しかったなあ(私感)。
地下鉄のザジ Zazie Dans Le Metro 1960年フランス ルイ・マル監督 オシャレ、ファンキー、美しいほどに加虐的で絵になる…… そんなブランド映画というか、シンボル映画というか、 ありますよね、そういうの。 この、フランス製秀作スラップスティック映画も その1本かもしれませんが、 そういうことを考えず、たくさんの人が この映画を見て、素直に歯を見せて笑えたら とってもいいだろうなあと思います。
ライフ・イズ・ビューティフル La Vita e bella 1998年イタリア ロベルト・ベニーニ監督 この紹介↑は、「ネタバレ」が前提となった文章になっています。 一応、フォントと地の色を同一にすることで、 パッと見では読めないようになっておりますが……。
プリシラ The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert 1994年オーストラリア スティーブン・エリオット監督 この映画のアメリカ版リメイクは『3人のエンジェル』ですが、 公開中の『チャーリーズ・エンジェル/フル・スロットル』の紹介で、 まんま“3人のエンジェル”というフレーズに触れることがあります。 おかげで、リメイク版…を通り越して、 しばしばこの『ブリシラ』を思い出すようになりました。
マイライフ・アズ・ア・ドッグ Mitt Liv Som Hund 1985年スウェーデン ラッセ・ハルストレム監督 知性的な子供というのは、ある意味かわいく、 そして何より悲しいものですね。
青春デンデケデケデケ The Rocking Horsemen 1992年日本 大林宣彦監督 こんなにも原作のよさが生かされた映画って、 またとない気がします。
愛され作戦 Keiner liebt mich 1994年ドイツ ドリス・ドーリエ監督 秀作邦題コンテスト、なんてものがあったら、 絶対に上位入賞はカタいと思います。 (そのコンテストは、映画の内容に即したタイトルであることがポイント。 そうでもなくて、タイトルだけ独り歩きしているような映画って 結構多くないですか?)
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