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2002年04月11日(木) |
ファストフード・ファストウーマン |
4月11日は、女優ルイーズ・ラッサーの誕生日です(1939年)。 かつて(本当に大昔)ウディ・アレンと結婚していたこともある彼女は、 今やすっかり艶っぽいウバザクラとなりました。
ファストフード・ファストウーマン Fast Food, Fast Women 2000年アメリカ アレック・コスモ監督
一風変わった都会的なラブコメディーですが、 はっきり言って、何が言いたいのかよくわからない話です。 好感が持てるか持てないか、評価はこれで真っ二つでしょう。
官能的な唇と、びっくりの巨乳(でも細い…)が印象に残る アンナ・トムソン扮するベラは、35歳のウェートレス。 どこか「ヤング岸田今日子」という風情で、 崩れた感じがありながら、下品ではありません。 初老の演劇関係者と不倫関係にありますが、 まじめに腰を落ち着けた男性との交際を考え始めます。
母親に紹介されて知り合ったデート相手のブルーノは、 売れない作家でタクシードライバーで、 非常に好感の持てるタイプでした。 ちなみに、この役を演じたジェレミー・ハリスは、 『ハリポタ』のダンブルドア校長としてもおなじみの リチャード・ハリス氏の御子息だそうです。
ブルーノには、訳あって預かっている子供がいるので、 デートの際、ベラに、「子供は好きか」と探りを入れますが、 子供嫌いのふりをした方が、男に重荷に思われない…との 友人のアドバイスを容れたベラは、 本当は好きなくせに、つい嫌いなふりをしたりします。
この2人いいムードだと思うのに、こんなんでうまくいのかな? というような雰囲気を、もったいぶらずにうまく表現しているのですが、 独特のじれったさが心地よくもあります。
ルイーズ・ラッサーおばさまは、新聞のデート相手募集欄を利用して いい感じの男性とデートをするという役どころでしたが、 ひょんなことからベラとブルーノの中(仲)にも介入してくるので、 目が話せません。
(ふだんの生活上はともかくとして) 映画での出来事なら大抵のことは受け入れる、 あるいは「ええーっ」という感想を楽しめるという方におすすめします。 特に終盤、「どうしてそうなる!」という展開が見られるので、 生真面目な方は、怒り出してしまいかねませんゆえ……。
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